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先端技術倫理学会が目指す役割

~なぜ今、先端技術の倫理やガイドライン(指針)が必要なのか?~

                                                                                                         京都府立医科大学教授
学会会長 瀬戸山 晃一

 AIその他の先端科学技術は日々驚異的な進歩を続けています。
 新たな技術に付随して新たな倫理的法的社会的問題や課題ELSI)が生じてきます。
 
 それを「どう使ってよいのか」というルールがなければ、悪用されたり深刻な問題が生じ放置されてしまうおそれがあります。
 そして、ひとたび問題が生じると、強い規制がかかることになり、先端技術の利活用が禁止され、健全な普及が阻害され、その技術の恩恵をあずかれなくなってしまいます。
 
 法(規制)は後追いであってタイムリーにはできません
 また次々進歩を続ける技術に追いついていけません。
 その間隙・狭間や無法地帯を埋めるところに倫理やガイドライン(指針)や自主規制の存在意義があります。
 
 さらに、法規制は、国などの法律が適用される法圏内でのみ効力を有しますが、AIやVRなどは国境がなく、法規制では限界があり、業界内の自主規制(ガイドライン)が一定の有効性と実行性を有する場合があります。
 健全な科学技術の発展と推進・普及には、それにより予見される倫理的・法的・社会的問題に対峙して見守っていく必要性もあります。
 
 他方で、新たな技術のELSIに対応していくには、AI やVR その他の科学技術の開発研究に精通した技術的な専門家、医学や工学などの自然科学の研究者、弁護士等の法律実務家や法学研究者、生命倫理等の専門家、公共政策などに精通した専門家などの学際的知見を結集した取り組みが欠かせません。
 
 先端技術倫理学会では、多様な学際的な専門家が結集し相互に議論と協議と審査を行う体制を整備し、先端技術開発と普及を促す潤滑油・アジュバントとしての倫理やガイドラインとその遵守の審査を担うことを主たる目的としています。
 
 技術開発にブレーキをかけるためではなく、むしろ技術開発と普及がスムーズに離陸できるように支援するところに本学会の存在意義と目的があります。

 
 
 
 
 

先端技術倫理学会が目指す役割

~なぜ今、先端技術の倫理やガイドライン(指針)が必要なのか?~

京都府立医科大学教授
学会会長 瀬戸山 晃一

 AIその他の先端科学技術は日々驚異的な進歩を続けています。
 新たな技術に付随して新たな倫理的法的社会的問題や課題ELSI)が生じてきます。
 
 それを「どう使ってよいのか」というルールがなければ、悪用されたり深刻な問題が生じ放置されてしまうおそれがあります。
 そして、ひとたび問題が生じると、強い規制がかかることになり、先端技術の利活用が禁止され、健全な普及が阻害され、その技術の恩恵をあずかれなくなってしまいます。
 
 法(規制)は後追いであってタイムリーにはできません
 また次々進歩を続ける技術に追いついていけません。
 その間隙・狭間や無法地帯を埋めるところに倫理やガイドライン(指針)や自主規制の存在意義があります。
 
 さらに、法規制は、国などの法律が適用される法圏内でのみ効力を有しますが、AIやVRなどは国境がなく、法規制では限界があり、業界内の自主規制(ガイドライン)が一定の有効性と実行性を有する場合があります。
 健全な科学技術の発展と推進・普及には、それにより予見される倫理的・法的・社会的問題に対峙して見守っていく必要性もあります。
 
 他方で、新たな技術のELSIに対応していくには、AI やVR その他の科学技術の開発研究に精通した技術的な専門家、医学や工学などの自然科学の研究者、弁護士等の法律実務家や法学研究者、生命倫理等の専門家、公共政策などに精通した専門家などの学際的知見を結集した取り組みが欠かせません。
 
 先端技術倫理学会では、多様な学際的な専門家が結集し相互に議論と協議と審査を行う体制を整備し、先端技術開発と普及を促す潤滑油・アジュバントとしての倫理やガイドラインとその遵守の審査を担うことを主たる目的としています。
 
 技術開発にブレーキをかけるためではなく、むしろ技術開発と普及がスムーズに離陸できるように支援するところに本学会の存在意義と目的があります。